不規則な食生活を続けると歯にも影響がある?

皆さんの中には、間食が多かったり、食べるときにだらだらと時間をかけて食べてしまったりと、不規則な食生活を送っている人もいるのではないでしょうか。

このような不規則な食生活はお口の中にどのような影響を与えるのでしょうか?

朝食を食べるシニア夫婦

だらだら食べることで虫歯のリスクが上がる

テレビなどをみながら食事をしている人は、だらだらと食事をして、食事の時間が長くなってしまっていることがあるのではないでしょうか。

このように、だらだら食べることでお口の中は虫歯になりやすい口腔環境になっています。

口腔内で起こる脱灰と再石灰化

食事をすることで食べ物に含まれている糖質により虫歯菌が歯の表面を溶かし始めます。これを脱灰といいます。脱灰したままでは虫歯になってしまいますが、それを防ぐのが唾液の作用です。唾液の作用により溶けた表面を修復していきます。これを再石灰化といいます。

このように、お口の中では脱灰と再石灰化が繰り返されています。

だらだら食べや間食は要注意!

だらだらと長時間食事をしていたり、間食が多かったりすると、脱灰ばかりが進み、再石灰化の作用が追い付かなくなります。

脱灰が進むことで虫歯になりやすい口腔環境となります。

ではいったいどうしたらよいのでしょうか

食事をした後や、間食をした後はできるだけ歯磨きをして、糖質や虫歯菌を口腔内から洗い流しましょう。もしも、歯磨きの時間が取れない場合はうがいだけでも行うとよいでしょう。

間食などはキシリトール入りのものを食べましょう

間食などをするときも、あめやドーナツなど甘いものを選ぶのではなく、キシリトールやリカルデントなどを摂取するようにしましょう。

最近では、キシリトール入りのガムなども多く販売されていますので、おやつ代わりにしてみてはいかがでしょうか。

キシリトールやリカルデントには再石灰化を強化する作用があります。

不規則な食生活を送っている場合は改善を!

だらだら食べや間食などの不規則な食生活は虫歯のリスクをあげるだけでなく、ダイエットを行っている人にも大敵です。

自分の食生活を振り返ってみて不規則だなと感じた方は是非改善するように心がけましょう。