歯周病 あなたは大丈夫ですか?

40代の85%以上が歯周病◆

歯周病は、歯と歯茎の間にある歯周ポケットに、歯垢(しこう)(プラーク)と呼ばれる細菌の塊がたまり、歯の周囲に炎症を起こす病気です。

◆歯周病の原因◆
成人が歯を失う原因で一番目に多いのは、歯周病です。歯垢(しこう)(プラーク)は、歯の表面に集まる目に見えない細菌からできているネバネバとした薄い膜で、次第に硬くなって、歯石となります。歯石になると、歯科医院以外では簡単に取り除けません。
最近では、心臓病などを招く危険性があることも指摘されています。
それ以外にも、糖尿病などの全身の病気や喫煙、生活習慣が、歯周病を引き起こし、悪化させる原因にもなります。歯周病も生活習慣病の一つとして認知され始めています。

厚生労働省の2005年度歯科疾患実態調査によると、35~44歳の約85%、45~54歳の約88%に歯周病の疑いがありますが、多くは気付いていないといいます。下記のような症状が1つでもあれば、歯科を受診しましょう。

1.歯ぐきが妙に赤っぽかったり、紫色に変色している。
2.歯ぐきが腫れていている。
3.歯ぐきに触れるとブヨブヨしていて引き締まっていない。
4.ちょっとしたことで歯ぐきから出血する。
5.口の中がすっきりせず、ネバネバしている。
6.歯と歯のすき間が広くなってきた。
7.自分で自分の口の臭いが気になる。